(CNN 5月7日)
ファストフードの人気が高まっているクウェートで、
肥満や生活習慣病の問題が深刻化。
世界有数の肥満国家となった現状を重く見て、
政府は子供の肥満防止対策に乗り出した。
クウェートは、太り過ぎの人が人口の74%を超え、
肥満を原因とする心臓疾患や糖尿病も増加。
現在、人口の14%を占める糖尿病患者は増える一方。
厚生相によると、国民の高収入や手ごろな値段の食品、
あまり動かない生活スタイルが影響、15年ほど前から
肥満や太りすぎの人が増加。
クウェートでは、家事を手伝ってくれる使用人が一般家庭にも普及、
失業世帯でも、最低1人か2人はそういった使用人を雇っている。
外食の頻度が高いこと、ファストフード普及の影響も大きい。
住宅街には、一昔前までは見られなかったマクドナルド、
バーガーキング、KFCなどの店が進出、
オフィスや家庭への宅配も人気。
肥満の影響は、子供にも及んでおり、民間の肥満対策組織
GHKによれば、女子生徒は太りすぎが半数近くを占め、
成人の病気だった糖尿病に、8歳児がかかるようになった。
事態を改善しようと、GHKや政府の国家肥満対策委員会は、
学校の食堂や売店での健康的な食品販売、運動の勧め、
栄養教育促進などの活動を進めている。
次世代を担う若者に、健康な食生活を身に着けさせたい考え。
http://www.cnn.co.jp/fringe/AIC201005070014.html
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