2010年5月4日火曜日

看護職員、過酷な労働環境 薬の常用6割、切迫流産3割 医労連調査

(2010年4月27日 毎日新聞社)

病院や診療所などで働く看護職員の約7割が慢性疲労を訴え、
鎮痛剤や睡眠剤など何らかの薬を常用している割合は
約6割に上り、妊娠者のうち3人に1人は流産の前兆である
切迫流産を経験していたことが、
日本医療労働組合連合会(医労連)の調査で分かった。

医労連は、「慢性的な人手不足による過重労働が原因。
不当なサービス残業も横行、法令順守を関係機関に徹底させたい」

09年11月~10年1月に看護師、准看護師、保健師、助産師の
4職種を対象にアンケートを実施、約2万7000人から回答。
「疲れが翌日に残る」など、慢性疲労の症状を訴える人は73・5%、
20年前の調査から7ポイント増加。

疲れやストレスなどから薬を常用する割合は、
多い順に鎮痛剤(29%)、ビタミン剤(19%)、胃腸薬(17・6%)。
睡眠剤(6・9%)、安定剤(4・3%)の常用者も。
「常用してない」は40・5%。

06年4月以降、妊娠した約3500人のうち、34・3%が
切迫流産を経験、20年前より10ポイント増。
07年、全国労働組合総連合が一般事務職員を対象に行った
調査時の17・1%を大きく上回った。
逆に、「順調」との回答は8ポイント減って、22・4%。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/27/119537/

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