2010年5月5日水曜日

貧困国のエイズ新規感染、大半は麻薬使用者 専門家が調査報告

(2010年4月27日 共同通信社)

エイズ予防などに取り組む非営利団体
「国際健康被害軽減学会(IHRA)」のゲリー・スティムソン理事
らの専門家は、麻薬使用者が注射器の使い回しをやめることなどで、
エイズウイルス感染をかなり防止できるにもかかわらず、
多くの貧困国でこうした対策が取られておらず、
エイズウイルスの新規感染者の大半が
麻薬使用者で占められているとの調査報告を発表。

報告書によると、エイズウイルスの新規感染者に占める
麻薬使用者の割合は、最も高いバングラデシュでは90%、
ロシアでは66%、インドネシアでは50%。

国連などは、エイズウイルスのまん延を減少させるため、
麻薬使用者が注射器を交換したり、合成鎮痛薬メタドンを
代替薬物に使用するなど、「麻薬使用者への危害軽減」の
方策を講じるよう提唱。

こうした対策には、32億ドルの資金が必要とみられ、
実際に使われた資金は20分の1、約100の貧困国では
こうした措置が講じられてないため、
麻薬使用者を中心にエイズの感染が拡大。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/27/119550/

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