2010年5月2日日曜日

「医療ビザ」の新設検討 アジアの富裕層を治療 政府、成長戦略に反映

(2010年4月27日 共同通信社)

政府は、日本で長期治療を希望する外国人のため、
「医療滞在ビザ」を新設する方向。
日本に長期間滞在し、高水準の医療を受ける
中国やアジア地域などの富裕層を増やし、
医療ビジネスの拡大につなげる。
6月、閣議決定する成長戦略に反映させる。

国家戦略室が、成長戦略をめぐる意見聴取で、
外務省と厚生労働省が医療ビザの創設に
前向きな考えを示した。
内閣府の津村啓介政務官(国家戦略室担当)は、
「医療は、成長戦略の大きなテーマ。
医療ビザ創設を、成長戦略に盛り込みたい」

現行制度では、日本で治療を受ける外国人は、
最長90日間滞在できる観光用などの短期ビザで入国。
長期入院する場合、滞在期間の延長手続きが必要。
延長が認められないケースもあり、外国人が日本で
治療を受けるのをためらう要因に。

津村政務官は、治療を受ける外国人が滞在を延長する
手続きを簡素化したり、現行制度よりも滞在期間を長くする形で
医療ビザを設ける考えを示した。
具体策は外務、法務、厚労省などで検討を急ぐ。

政府は、成長戦略の重点分野の一つに医療を挙げている。
厚労省は、海外の医療保険を、日本の医療機関で
利用できるようにすることも提案。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/27/119527/

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