2010年7月5日月曜日

選手のリハビリに温泉療法…全国初

(2010年6月28日 読売新聞)

那須塩原市塩原の県医師会塩原温泉病院(森山俊男院長)は、
アマチュアスポーツ選手らのリハビリテーションに本格的に取り組む。

温泉プールを利用したリハビリと治療で、
脳卒中や骨折などの患者の日常生活への早期復帰に成果を上げ、
スポーツ選手らにも応用。

温泉とトレーニング施設を併用、県内にいる医師会公認の
約200人の健康スポーツドクターとも連携。
温泉を利用したスポーツリハビリ施設は全国初。

同病院は2007年、豊富な温泉を利用した総合リハビリセンター
としてオープン。
脳卒中など脳血管疾患患者や、骨折など患者を中心に受け入れ。

福島稔県医師会常任理事(整形外科医)によると、
小中高校生のクラブ活動や一般市民のスポーツによるけが、
故障者が最近多くなっている。

同病院では、脳血管疾患や骨折などの患者に
歩行訓練器具などによるリハビリのほか、
温泉療法室にある縦15m、横5mの温泉プールとジェットバスを
使ったリハビリは、他の方法より体力の回復が早いことなどの利点。

スポーツリハビリに向けすでに、スポーツ整形外科と
アスレチックリハビリに定評がある東芝病院に、
理学療法士を08年度から毎年1人派遣、
半年間の研修を受けさせた後、サッカーJ2栃木SCで
トレーナーと一緒に選手のケアを行っている。

アメリカ製新型のトレーニングマシン(5種計約1000万円)も導入。
現在41人いる理学療法士を、今年度末までに50人に増員。

福島常任理事は、「学童から大学生、一般市民のおもに
アマチュアスポーツのリハビリに取り組む。
塩原温泉の旅館等に宿泊しながら、リハビリに通ってもらう
などで地域にも貢献していきたい
将来は、日本体育協会公認のスポーツドクター、トレーナーも配置、
体育館、グラウンドの併設した総合スポーツリハビリ施設に
していく方向で検討。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/28/122161/

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