(2010年6月29日 共同通信社)
慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)は、
唾液検査で口腔がんや乳がん、膵臓がんを
高精度で発見する技術を開発したと発表。
米カリフォルニア大との共同研究。
唾液は血液などと違い、体に負担をかけずに採取できるのが利点、
今後は実用化に向けて、より安価で簡便に検査できる
機器の開発に取り組むとしている。
慶応大の杉本昌弘特別研究講師(計算生物学)らは、
がん細胞が正常な細胞に比べ、速く増殖する影響で、
唾液中の物質が変化することに注目。
比較的早期のがんと診断された患者と健常者ら計215人の
唾液を採取し、唾液中の約500種類の物質から、
患者と健常者で濃度に大きな違いが出る物質として、
アミノ酸など54種類を特定。
これらを組み合わせて分析すると、
口腔がんは80%、乳がんは95%、膵臓がんは99%の
高精度で、患者を見分けられた。
今回特定した物質とがんの関係は年齢や性別、人種には
大きく影響されないことも確認。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/29/122185/
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