(2010年6月29日 共同通信社)
オーストラリア政府は、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」を活用し、
脳卒中患者のリハビリに取り組む計画を明らかに。
広大な国土のオーストラリアで、特に過疎地でのリハビリに
役立つことが期待。
政府が構築中の光ファイバーによる全土高速通信網と
連動させることで、都市部の療法士がWiiを使用している
遠隔地の患者の様子を見ながら指示を出すことができ、
治療効果が期待できる。
高速通信網は、全国の企業や家庭の9割を結び、
最大毎秒100メガビットのインターネット接続サービスを提供、
来月から一部の州で運用が始まる。
Wiiを使ったリハビリは、通信網の拡大を待ち、
来年早期に南東部ニューサウスウェールズ州の患者50人を
対象に、試験運用を行う予定。
患者が特別なセンサーを身体に装着し、Wiiのスポーツゲームで
手足を動かすと、その映像や運動機能の数値などが
療法士の元へ送られる。
同国の神経科学研究所は、Wii使用により
「たった2週間で、手足の動きが大きく改善することが確認できた」
米心臓協会も、Wiiを活用して米国人の健康増進の取り組みを
進める計画を明らかにしている。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/29/122184/
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