(サイエンスポータル 2009年3月24日)
科学と芸術が交差することで新しい表現をつくり出すことを目指し、
理化学研究所と東京藝術大学が、基本協定を結ぶ。
「文化に貢献する」(理研)、「世にときめきをもたらす」(藝大)という
それぞれが経営方針やアクションプランに掲げる目標実現のため、
幅広い分野で連携協力を行い、研究・人材育成・共同制作などを
進めていくことを目的。
具体的な共同研究・制作としては、不明な点が多い音楽と言語の構造認知を、
理研が得意な脳計測を含めた比較分析によって解明し、
新しい芸術理論の展開を図ることや、
蛍光タンパク質やナノ材料など新しい物質を芸術作品に活用することで、
これまでにない表現を目指すことなどを挙げている。
自己の表現と聴衆の反応との相互作用で成り立つ
演奏のプロセスを明らかにするとともに、
音楽の指導法への展開を探る共同研究も行う。
芸術家と科学者が協力して、身体感覚を明らかにしたり、
科学が生み出す新しい素材を芸術創造活動や芸術理論に発展させたり
することができるような人材を育てるため、
理研の研究者が藝大で講義をしたり、
理研で自然科学の指導を行うことも予定。
http://scienceportal.jp/news/daily/0903/0903241.html
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