2009年4月1日水曜日

保健体育の担い手育成 富士大に教職課程

(岩手日報 3月26日)

花巻市の富士大(小山田了三学長)は、経済学部経営法学科に
保健体育の教職課程を開設。
経済学部で保健体育の中、高校教諭一種免許状の取得が
可能となるのは全国でも珍しく、東北では初。
2016年開催予定の岩手国体に向けた競技指導者の必要性も重視。
経営や法学の知識を持ち、多様化する現代社会で
活躍できる教員の育成を目指す。

教職課程は、同科スポーツ経営コース内に設置。
現在のカリキュラムに、ダンスやテニスなどの実技6種目と
スポーツ法学や運動生理学、保健体育科教育法など12科目を追加。
新たな科目指導には、岩手大や盛岡大の教授らが非常勤講師として協力。

本県で同免許状を取得できるのは、岩手大教育学部の
学校教育教員養成課程と生涯教育課程のみ。

富士大は、全国で活躍する運動部も多く、全学生の約7割が運動部に所属。
将来、スポーツにかかわり続けたいと希望する学生のニーズに応えるため、
教職課程を設けた。

同大では06年から、日本体協公認スポーツ指導者資格
「スポーツリーダー」の取得も可能となり、
卒業生がスポーツクラブに就職するなどの成果が出ている。

09年度入試では、経営法学科に76人が合格。
新入生ガイダンスで教職課程について説明し、
入学後の学科変更も認める方針。

同大体育主任の佐々木安広教授は、
「スポーツをしながら、教員免許状を取得し、
地域で活躍できる人材を育てたい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090326_7

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