2009年4月16日木曜日

卵の力を見直そう、良質なたんぱく質で低カロリー、ダイエット効果も

(日経ヘルス 4月8日)

今、米国や英国を中心に卵の良さが再認識。
卵には、筋肉や骨の維持に欠かせない9種類の必須アミノ酸が含まれる。
卵が、「良質なたんぱく質を含む食品」といわれるゆえん。
エネルギーの産生に必要なビタミンB群も多い。
卵は吸収が良いので、効率良くエネルギーに変換。

米国での研究によれば、胃腸で吸収されて体の組織に変わる率が
卵白は100%、牛乳は91%、牛肉は80%、大豆は74%。
卵は、1個当たり約75kcalと低カロリーで、腹持ちがいいため、
朝食に卵2個を加えた食事で、体重や腹囲が減ったとも報告。

いいことずくめの卵だが、気がかりはコレステロール。
コレステロールが多い食品は、動脈硬化や心臓病につながる可能性が。
卵の摂取は、血中コレステロール濃度にほとんど影響しないことも、
複数の研究を分析してわかってきた。

家族に血中コレステロール濃度が高めの人がいる場合、
週に2~3個にとどめておく方が無難だが、そうでなければ、
食べる個数を気にする必要はない。
「バランスのいい健康的な食生活に、卵は欠かせない」

(Nutr. Today; 44, 43-48, 2009 / Nutrition Bulletin; 34, 66-70,2009)

http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20090408/103325/

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