(読売 4月8日)
わずかな電圧をかけることで、タマムシのように色が変化する
プラスチックを、筑波大の研究グループが世界で初めて開発。
新しい照明や画像装置などの利用が期待。
成果は、ドイツの専門誌に発表。
昆虫のタマムシやカナブンは、羽などの表面に、
一種の液晶が作る微細な構造を持ち、光が特殊な反射をするため、
本来の色とは違った色に見える。
CDが虹色に見えるのも同様の理由で、「構造色」と呼ばれる。
電気を通す性質があるプラスチックの一種「導電性ポリマー」を
液晶に溶かして通電し、液晶の微細構造がコピーされた
膜状のポリマーを作製。
膜に光を当てると、タマムシのような複雑な色の反射光が出現、
電圧をかけると、色が様々に変化。
色の変化に必要な電圧は、1ボルト以下。
将来は、どんな色でも表現できる電子ペーパーや照明などに応用できそう。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090408-OYT1T01156.htm
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