2009年5月13日水曜日

左大きければ学成りやすし 脳の左右差、外国語と関連

(2009年5月7日 共同通信社)

英語などの外国語が得意な人は、脳の前頭葉にある左右の
「下前頭回」のうち、左の方が右に比べて大きいとする研究結果を、
酒井邦嘉・東京大准教授(言語脳科学)らのチームが、
米科学誌ヒューマン・ブレイン・マッピングに発表。

語学の適性にかかわる脳の部位を特定したのは初めて。
酒井准教授は、「この部位が発達しているから語学ができるのか、
一生懸命勉強したから部位が大きくなったのか、
因果関係までは分からない」

中学1年から英語の勉強を始めた日本の中高生78人と、
小学生のころから英語を勉強している英語圏以外の国からの
留学生17人(成人)の、脳の形状を磁気共鳴画像装置(MRI)で精密に計測。

英語の文法などに関連する課題に答えてもらい、
成績と脳の形状を比較。
言語の文法的な処理をつかさどると考えられている左側の下前頭回の
体積が、右側に比べて大きい人ほど成績が良いことを発見。

この傾向は、日本人と留学生の間や、性別による違いはなく、
語学能力などの個人差に関係していると判断。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/5/7/97232/

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