2009年11月15日日曜日

(岩手)県立病院 医療クラーク増員

(2009年11月7日 読売新聞)

県立病院の医師確保が緊急の課題となる中、
県医療局は、県立病院の勤務医の負担軽減を図るため、
医師の仕事をサポートする医療クラークを51人増員、
151人態勢に。

2010年度からの採用予定を前倒しするもので、
医療クラークが配置される20病院が、
12月から来年1月にかけて募集、採用。

県は、07年度途中から大船渡、遠野、千厩の3病院で
試験的に医療クラークを配置、08年度からは本格導入。
現在は、東和病院(花巻市)と沼宮内病院(岩手町)を除く
19病院で、100人の医療クラークが働いている。
配置状況は、中央病院(盛岡市)に14人、
中部病院(北上市)に11人など。

県立21病院と5地域診療センターの常勤医の数は、452人。
4月以降22人減り、医師不足に歯止めはかかっていない。

県立病院離れの要因の一つとなっているのが、
医師の過酷な労働環境で、現場の医師からは
膨大な事務作業の軽減を求める声が上がっている。

県医療局は、医療クラークの採用が雇用対策にもなると、
前倒しで実施することに。
2008年度から、救急病院などに医療クラークを配置した場合、
人件費を診療報酬に加算できるようになったことも、
県にとっては追い風に。

新たに採用される51人は、5地域診療センターと、
来年度から地域診療センターになる見通しの
沼宮内病院を除く20病院に配置。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/11/9/110810/

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