(2009年11月7日 読売新聞)
県立病院の医師確保が緊急の課題となる中、
県医療局は、県立病院の勤務医の負担軽減を図るため、
医師の仕事をサポートする医療クラークを51人増員、
151人態勢に。
2010年度からの採用予定を前倒しするもので、
医療クラークが配置される20病院が、
12月から来年1月にかけて募集、採用。
県は、07年度途中から大船渡、遠野、千厩の3病院で
試験的に医療クラークを配置、08年度からは本格導入。
現在は、東和病院(花巻市)と沼宮内病院(岩手町)を除く
19病院で、100人の医療クラークが働いている。
配置状況は、中央病院(盛岡市)に14人、
中部病院(北上市)に11人など。
県立21病院と5地域診療センターの常勤医の数は、452人。
4月以降22人減り、医師不足に歯止めはかかっていない。
県立病院離れの要因の一つとなっているのが、
医師の過酷な労働環境で、現場の医師からは
膨大な事務作業の軽減を求める声が上がっている。
県医療局は、医療クラークの採用が雇用対策にもなると、
前倒しで実施することに。
2008年度から、救急病院などに医療クラークを配置した場合、
人件費を診療報酬に加算できるようになったことも、
県にとっては追い風に。
新たに採用される51人は、5地域診療センターと、
来年度から地域診療センターになる見通しの
沼宮内病院を除く20病院に配置。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/11/9/110810/
0 件のコメント:
コメントを投稿