(CNN 11月6日)
肥満で誘発された「がん」を発症する患者が、
年間10万人を超えているとの研究報告を、
米国がん研究財団(AICR)が発表。
肥満とがん患者の数を、具体的に調査した研究は初めて。
肥満と関係が深い7種類のがんを調べ、
肥満によって引き起こされたと考えられる実際の症例数を計算。
その結果、子宮内膜がんの49%が、
脂肪過多によって引き起こされていた。
食道がんの35%、脾臓がんの28%、腎臓がんの24%、
胆のうがんの21%、乳がんの17%、大腸がんの9%が、
それぞれ肥満が原因だと見られる。
過多の脂肪がなぜ、がんリスクを高めるかという理由は、
科学的には解明されていない。
脂肪組織が作る女性ホルモン「エストロゲン」量の増加や、
脂肪が増加することにより活性酸素で酸化性ストレスが生じることが
原因ではないか。
米国がん協会(ACS)も、今回の調査報告を評価。
肥満とがんの関連研究については、まだ最初の一歩を
踏み出したばかりだが、人々が自分の体を気遣った食生活を
送ることが必要。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200911060007.html
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