2009年11月18日水曜日

肥満男性、30%切る 3年ぶり、健康志向高まり

(2009年11月10日 共同通信社)

20~60代男性のBMI指数が25以上の割合が、
2008年は29・6%、3年ぶりに30%を下回った。
厚生労働省の国民健康・栄養調査。
40~60代女性の肥満者は21・7%、前年より1・3ポイント下降。

厚労省は、「00年以降の男性の肥満割合は、
それ以前の5年間に比べ、増加傾向にあるが、伸び率は鈍化」。
運動習慣のある人は男性33・3%、女性27・5%、
男女とも5年前より4ポイント近く上昇、
国民の間で健康志向が高まりつつある。

男性の肥満者が年代別で最も多いのは、40代で35・9%。
50代(32・4%)、30代(29・5%)。
女性の肥満者は、70歳以上の26・8%が最多。

「自分が太っている」、「少し太っている」と考える男性は、
10年前より4・0ポイント上がり、47・0%。
体重を減らそうと思う人は、男性で40・5%、女性51・6%、
肥満男性の約3割は、「減らそうと思っていない」と回答。

40~74歳の中高年男性のほぼ半数が、
メタボリック症候群の該当者か、予備軍。
女性は約2割、男女とも07年調査と同じ水準。

厚労省は、腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上で、
高血圧、高脂血、高血糖の二つ以上に当てはまる人を、
メタボリック症候群の該当者、一つの場合は予備軍。

◆国民健康・栄養調査

国民の身長・体重、腹囲や食品の摂取状況、飲酒や喫煙、
運動習慣など、健康面全般に関する厚生労働省の調査。
毎年実施し、生活習慣病対策などの基礎資料。
対象は、全国各地から抽出した3千~4千世帯。
1952年、「国民栄養調査」として始まり、健康増進法施行を機に、
2003年から現在の名称。
質問内容は、喫煙のように毎年継続調査する項目、
社会状況に応じて数年おきに実施する項目。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/11/10/110832/

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