(東海新報 12月26日)
大船渡市は今年度、碁石海岸を訪れる団体旅行客を対象に、
経費の一部を補助する助成事業を行っている。
各旅行業者らに呼びかけたところ、9月以降ツアーが相次ぎ、
延べ約4千人に達した。
市では、予想より多い申し込みを受けて補正予算措置も行い、
次年度以降も継続化したい姿勢。
20年度にかけ、県内では平泉の世界遺産登録に向けた動きと
呼応する形で、JRのデスティネーションキャンペーンを展開。
大船渡市を含む沿岸南部5市町では、
全国規模の海の祭典「海フェスタ」が開催、
新たな観光客PRが進められた。
各取り組みでの大船渡に対する認知、関心向上を受け、
今年度は継続的な集客・観光ツアーの定着を図ろうと、
市では7月から助成事業を始めた。
旅行業法に定める旅行業者らが、要件を満たす観光ツアーを
新規に行った場合、審査・選考を経た上で誘客実績などに応じた
経費の一部助成を行っている。
市では、旅行業者に対し、碁石海岸を中心とした
同市に来訪するツアー作成を要請。
その結果、実際に企画して募集を行った場合、
業者に30万円を助成。
実際にツアー客が訪れ、おみやげを購入する時間を確保したり、
宿泊した場合には旅行者一人当たり500円を助成。
この結果、9月ごろから助成を利用したツアーが企画。
市がまとめた誘客実績によると、20日現在でツアー回数は
延べ148回、催行人数は延べ3950人。
市では、助成予算に200万円をみていたが、
予想を上回り、今月新たに60万円の追加補正を計上。
市商工観光部では、「三陸海岸ツアーの流れとして、
北リアスよりも南リアスに関心が向いている傾向。
初年度のスタートとしてはうまくいっている。
次年度も取り組み、さらに観光客を増やしていきたい」
http://www.tohkaishimpo.com/
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