(読売 12月30日)
お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんが、
ほほ笑んでいる様子を、超音波診断装置を使って撮影することに、
聖心女子大の川上清文教授(心理学)らの研究チームが成功。
国際的な基準に沿って「微笑」と判定されたのは、世界で初めて。
幼い赤ちゃんの微笑を見せたのは、23週と1日目の胎児。
鎌倉市で産婦人科を開業する矢内原巧医師とともに、
約3分間撮影、計6回、1回あたり平均4・7秒の微笑を見せた。
微笑は、「自発的微笑」といわれ、外的な刺激と無関係に表れる。
新生児にもみられる。
唇の端が上がっている状態が1秒以上続くことなどが、
国際的な判定基準。
人の笑顔などに反応する「社会的微笑」とは区別。
これまでに、生まれたてのチンパンジーやニホンザルでも確認、
胎児での確認は初めて。
自発的微笑がなぜ起きるのかは不明だが、
川上教授は、「進化した動物には、自発的微笑が見られる。
この微笑がいつ始まっていつ終わるかという点に、
情動の進化を解明する手がかりが隠されているかもしれない」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091230-OYT1T00107.htm
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