(岩手日報 12月23日)
中小規模の地域病院を担う、医師の「総合力」育成を目指す
県の検討委初会合は、盛岡市内で開かれた。
地域医療に必要な技術や研修プログラム構築の
方向性について議論。
課題である人材確保に向けて、
「働く魅力を感じる仕組みづくりが必要」などの意見。
検討委は、県内の国保病院、県立病院の院長ら7人で構成。
座長に、県立中央病院の佐々木崇院長を選出。
総合力育成の主な対象は後期研修医で、
県は一定規模の「拠点病院」が指導者確保や参加者の募集を行い、
総合診療の実践は、地域病院や診療所で行う―
とのたたき台を示した。
必要な技術について、県立釜石病院の遠藤秀彦院長は、
「救急と内科ができれば、自信を持てる」として、
県北や沿岸などの基幹病院での育成を提言。
県立磐井病院の加藤博孝副院長は、
「育成実績のある県外の病院に派遣するのはどうか」
人材確保に向け、国保藤沢町民病院の佐藤元美院長は、
「勉強のための長期休暇や研修制度などを整え、
県外からも医師が集まる魅力づくりが必要」
総合医の仕事について、「社会的に評価されてこそ、
医師はやりがいを感じる」と県民周知の必要性も課題。
佐々木座長は、「検討課題は多いが、うまく制度づくりができれば、
医師不足の本県医療にとって大きな力になる」と期待感。
今後、年度内に2回の会合を開き、引き続き方向性を議論。
2010年度、プログラム策定や参加者募集などを行い、
11年度から実施する方針。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091223_6
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