(2010年1月15日 共同通信社)
体細胞から、さまざまな細胞になることができる
新型万能細胞「iPS細胞」ができる様子を撮影したと、
放射線医学総合研究所が発表。
体細胞に4遺伝子を入れた後、早いものでは数時間で
iPS細胞への変化が始まることが分かった。
最終的に、iPS細胞になる頻度は低いが、
途中までは変化が進む細胞が多いことも判明。
同研究所の研究グループは、マウスの胎児の
線維芽細胞5千個以上に、4遺伝子を導入、
細胞培養装置に顕微鏡を組み込んで、
約10分間隔で2週間撮影。
細長い線維芽細胞は、分裂を繰り返すうちに
丸みを帯びた細胞になり、やがてiPS細胞の固まりを形成。
画像をさかのぼって分析し、最終的にiPS細胞になったのは、
どの細胞だったかも突き止めた。
体細胞に遺伝子を導入しても、どの細胞がiPS細胞になるかを
予測するのは難しく、これまで変化の様子を観察するのは困難。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/1/15/114394/
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