(朝日 2010年1月8日)
慶応大学の茂呂和世研究員らは、
免疫を活性化させるたんぱく質を大量に作り出す
新種のリンパ球を見つけた。
「ナチュラルヘルパー(NH)細胞」と名付けた。
将来、花粉症やアレルギー疾患を治療する手がかりになりそう。
英科学誌ネイチャーに論文が掲載。
リンパ球は、B細胞、T細胞、NK細胞などに分けられる。
グループは、マウスの腸の近くの脂肪組織から、
新種の細胞を発見した。
マウスにこの細胞があると、免疫を活性化させるたんぱく質
Th2サイトカインが大量に作られ、NH細胞と名付けた。
ヒトにも、NH細胞と思われる細胞を確認。
体内に、Th2サイトカインが増えすぎると、
花粉症や食物アレルギー、ぜんそくなどを起こす。
小安重夫・慶応大教授は、「NH細胞を制御できれば、
アレルギー疾患の治療に役立つかもしれない」
http://www.asahi.com/science/update/0108/TKY201001080111.html
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