(読売 3月16日)
睡眠障害や飲酒行動に問題がある人は、
自殺する危険性が通常よりそれぞれ28倍、3倍も高い、
厚生労働省研究班(研究代表者=加我牧子・
国立精神・神経センター精神保健研究所長)の調査で明らか。
研究班は2007年12月~09年12月、
自殺した76人(15~78歳)の生前の様子について、
遺族から聞き取り調査を実施(複数回答)。
49人について、一般人145人と比較検討。
その結果、睡眠障害などのほか、うつ病などの気分障害は
通常より6倍、死に関する発言をした人は同4倍、
不注意や無謀な行為のあった人は同35倍も、
自殺の危険性が高かった。
国内での年間自殺者は、1998年以来12年連続で3万人超。
研究班でデータ分析にあたった松本俊彦・同研究所室長は、
「自殺のサインを見逃さないよう、国民への啓発活動が必要。
かかりつけ医や精神科医の診断能力の向上も求められる」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100316-OYT1T01070.htm
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