2010年4月14日水曜日

幼児期環境が脳発達に影響 先天、後天的要因とも大切

(2010年4月6日 共同通信社)

幼児期に脳の神経回路が形成される際、
神経細胞が外部から刺激を受けて活発に活動することで、
細胞間の結合がより強化されることを、
大阪大と東京大のチームが突き止め、
5日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表。

山本亘彦大阪大教授(神経生物学)は、
「先天的な要因だけでなく、視覚や聴覚などの五感から受ける
後天的な環境も脳の発達に影響。
"氏と育ち"の両方が重要だ」

試験管内で、脳の神経細胞の配線を再現。
神経回路をつくる軸索の起点となる脳の「視床」と、
軸索がのびる標的となる「大脳皮質細胞」で、
刺激を受けたときに出る電気的パルスをそれぞれ観察、
細胞の活動が軸索の枝分かれに与える影響を調べた。

視床と大脳皮質細胞のどちらか一方でも活動が弱いと、
枝分かれは起こらず、両方が同時に活発な場合にのみ
枝分かれが促進され、神経細胞間の結合が強化される。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/6/118593/

0 件のコメント: