2010年6月10日木曜日

早期発見に新基準 ヘモグロビンA1c、血糖値と検査併用 糖尿病学会が決定

(2010年5月28日 毎日新聞社)

日本糖尿病学会(門脇孝理事長)は、
糖尿病の新診断基準を決めた。

従来の血糖値による診断に加え、過去1~2カ月の平均的な
血糖状態を示すヘモグロビンA1c(HbA1c)を取り入れる。

早期発見しやすくなり、糖尿病や合併症の減少が期待。
7月1日から適用。

新基準を検討した委員会の清野裕・委員長は、
「早期介入で合併症を防ぎたい」

学会によると、診断基準の改訂は99年以来11年ぶり。
糖尿病患者は、07年の調査で国内に約890万人、
早期の診断や治療を目指し、診断基準を見直した。

新基準では、慢性的な血糖状態を反映するHbA1cを、
補助的役割から格上げ。
血糖値の基準値は変わらないが、HbA1cの基準値は厳しくなった。

検査は併用し、いずれも基準値を超えた場合、糖尿病と診断。
HbA1cの数値を、国際基準に合わせる方針も確認。
7月1日から、国際学会の発表などで新しい基準を使用。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/28/120927/

0 件のコメント: