2010年8月9日月曜日

インタビュー 東山紀之さん(GM-踊れドクター)

(2010年7月26日 読売新聞)

問診などから包括的に患者を診断する「総合診療科(GM)」
世界的名医でありながら、43歳でなおもダンサーとして
ブレークする夢を追い続ける後藤英雄を演じる。

「初めて台本を読んだ時はびっくりしたが、ダンスも含めて、
この役を演じて不自然でないのは僕ぐらいでは、と思うようになった」

英雄は、街中で突然踊り出したり、潔癖症で患者に触ることが
できなかったり、というとっぴな役柄。
アイドルにあこがれ、デビュー当時の少年隊の映像を見る場面もあるが、
「開き直って演じているので、『いかがですか』という感じ」と笑う。

コミカルな設定も多いが、患者と接する場面では名医に変身。
題材となる総合診療について、
「こんなに患者の気持ちをくみとる医療はない。
それを演じることは、社会的にも意義がある」と真剣な表情を見せる。

突き抜けた笑いと社会性のあるテーマ。
そんな両極端なものを違和感なく見せることは容易でないが、
振り幅の広い役を楽しむ姿にすごみすら感じられた。

Q お医者さんとの印象的な思い出は?

A 4、5歳の頃、虫歯を治療した時、歯科医が麻酔を
一切使わなかったこと。
一応治ったけど、号泣したことを覚えている。
何で麻酔を使わなかったのか、いまだに真相は分からない。

Q 暑い日が続くが、夏バテ防止法があれば?

A 気温の高い、低いに関係なく、自分のリズムを一定に保つこと。
バテるからといって、たくさん食べると余計に疲れてしまう。

Q 英雄は考え込むと踊り出すが、考える時の癖は?

A 英雄と同じで、何かをしながら考えることが多い。
ランニングしながら、掃除機かけながらなど。
ジムで走りながらセリフを覚えることも。
僕は、何かをしながらの方が頭に入ってくる。

◆GM-踊れドクター(TBSテレビ系 日曜後9・00)

英雄(東山紀之)は、「総合診療科のメンバーは全員元ダンサー」
という桃子(多部未華子)を信じ、名峰病院に残ることを決意。
そんな中、謎の入退院を繰り返す女性を診断することに。

◆ひがしやま・のりゆき

1966年9月30日、神奈川県出身。
85年、錦織一清、植草克秀と組んだ「少年隊」としてレコードデビュー。
現在、「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ)、
「バース・デイ」(TBS)にレギュラー出演。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/26/123281/

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