2010年8月11日水曜日

メタボ指導で体重、腹囲減 38万人調査で判明

(2010年7月28日 共同通信社)

生活習慣病予防のため、2008年度に始まった国の特定健診
(メタボ健診)で、腹囲が基準を上回るなどして保健指導を受けた人は、
体重や腹囲が大きく減少するなどの効果があったとの結果を、
国立保健医療科学院の今井博久疫学部長ら。

保健指導は、医師や保健師らが対象者と面談、
生活習慣を改善するための目標を設定、達成状況を確認。
今回は、その効果に関する初の大規模調査で、
今井部長は、「指導の科学的根拠を示すことができた」と強調。

8都道県で、08年度に健診を受けた40~74歳の約38万人のうち、
保健指導の対象になった約6万1千人を追跡。
指導を受けたのは約1万2千人、09年度健診では
体重が男性で1・65kg(2・4%)、女性で1・79kg(3・0%)減少。
対象だったが指導を受けなかった約4万9千人は、
体重減少が男性0・49kg(0・7%)、女性0・61kg(1・0%)。

腹囲は、指導を受けた男性で2・2%、女性で2・8%減少。
中性脂肪も男性で10・9%、女性で10・3%減った。

食べたものを撮った写真を使い食生活を評価したり、
夜間や休日にも保健指導の機会をつくるなどの工夫によって
効果が上がることも分かった。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/28/123363/

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