2010年8月13日金曜日

ミケランジェロの「隠し絵」神の姿に脳幹解剖図

(2010年7月31日 読売新聞)

ルネサンス期のイタリアの芸術家ミケランジェロが、
バチカン・システィーナ礼拝堂の天井に描いた神の絵に、
脳の一部や目の神経系などの解剖図が、一見ではわからない
「隠し絵」として描き込まれていることが、
米ジョンズホプキンス大学の研究でわかった。
専門誌ニューロサージェリーに掲載。

隠し絵がみつかったのは、闇と光を分ける神の絵。
同大の脳外科医と医療イラストレーターが、画像をデジタル処理して
輪郭などを細かく調べた。

その結果、神のあごひげからのどにかけての凹凸が、
中脳や延髄などが集まった「脳幹」という脳の中枢部を
下から見上げた解剖図と重なった。
この不自然な凹凸について、ミケランジェロの意図について
専門家の間でも論議があった。

腹部にも、不自然なひだが描かれ、同時期に活躍したダ・ビンチが
残した目と視神経の解剖図によく似ている。

ミケランジェロやダ・ビンチは、人体を描くために遺体の解剖を行い、
医学や生物学の高度な知識を持っていた。

◆システィーナ礼拝堂

バチカン宮殿にある礼拝堂。
15世紀、法王シクストゥス4世によって建てられた。
16世紀、ミケランジェロが描いた旧約聖書の9場面からなる天井画や、
壁画「最後の審判」が有名。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/2/123551/

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