(2010年8月4日 毎日新聞社)
遠隔操作するロボットの「手」を通して、触覚が伝わる
手術支援ロボットを慶応大が開発。
触覚を伝える手術用ロボットの開発は世界初。
エックス線写真などで発見が難しい場所のがんの触診や、
より難度の高い手術が可能に。
理工学部の大西公平教授と、医学部の森川康英教授らが共同開発。
遠隔操作による手術支援ロボットは多くの場合、
患者の腹部に、小さな穴を開けて微小なカメラや器具を挿入し、
腫瘍などを切除する手術に使われている。
従来のものは、患部を触る感覚が得られなかった。
新しいロボットは、医師の手の動きに応じて動いたロボットの
「手」に当たる鉗子の体内での挙動を、1秒間に1万回という
精密な計算で再現。
医師は、実際に患部を触っているような手応えを感じられる。
大西教授は、「医師が直接触れない感染症患者の治療にも応用できる」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/4/123661/
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