2010年8月13日金曜日

「観光+検診」大阪に来てや…先端医療、中国の富裕層狙う

(2010年7月29日 読売新聞)

大阪市は、外国人富裕層の観光ツアーに検診を組み合わせた
「医療ツーリズム」の事業支援に乗り出す。

平松邦夫市長が、上海などの富裕層をターゲットに来阪を呼びかけ、
庁内に「大阪国際医療ツーリズム研究会」を設置、
新たなビジネスモデルの構築を目指す。

近年、先端医療を目的に、海外での検診を希望する
中国やロシアなどの外国人富裕層が増加。
各国も顧客獲得にしのぎを削り、観光庁の試算では、
世界の医療観光市場は2012年度には10兆円に達する見通し。

市内では現在、少なくとも2医療機関が中国人観光客を受け入れ、
がんの早期発見に有効なPETなど、最先端の検診サービスを提供。
年内には、さらに数施設が受け入れを予定。

市は、「先端医療の集積と豊富な観光資源が大阪の強み」とし、
医師や観光業関係者らとともに研究会を発足。
病院や旅行会社、ホテルなどの提携による受け入れ態勢を築くほか、
課題とされる通訳の確保や、医療事故への対応策も練る。

中国人の需要が高い消化器内科や歯科の分野では、
受け入れ可能な病院をリストアップ。
11年度中にも事業計画案を策定。

平松市長は、上海万博会場で開かれた「大阪-上海友好盆踊り大会」に
参加し、「大阪」を盛大にアピール。
1人あたり国内総生産(GDP)が、中国トップ水準の深センで
市長らと会談、観光など今後の交流促進に向けた覚書に調印。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/29/123451/

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