(2010年8月18日 読売新聞)
メジャーリーグの往年の名選手ルー・ゲーリッグが
発病したのは、その名をとって「ゲーリッグ病」と呼ばれる
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)ではなく、
別の病気だった可能性があるとする見解を米研究者がまとめ、
18日発行の米医学専門誌で発表。
米ボストン大学のアン・マッキー准教授らは、
頭部に衝撃を受けやすいスポーツ選手や兵士などに、
ALSと診断される人が多い点に注目。
ALSと診断されて死亡したアメリカンフットボール選手2人と
ボクサー1人の脊髄を分析、2種類の異常なたんぱく質が
蓄積しているのを見つけた。
このたんぱく質が神経の働きを妨げ、全身がまひするALSと
症状が似た別種の病気を引き起こしたとみられる。
鉄人と呼ばれたゲーリッグは、けがで欠場しないことで有名、
当時はヘルメットが普及しておらず、頭にボールが当たり、
意識を失ったことが何度かあった。
ALSと診断されて引退、1941年に37歳で死亡。
マッキー准教授は、米メディアに「ゲーリッグが発症したのは、
度重なる脳しんとうなどが原因となったこの病気。
ALSではないだろう」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/18/124148/
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