(岩手日報 8月25日)
米国ケンタッキー州在住、元IBC岩手放送アナウンサーの
戸田信子さん(一戸町出身)らが、外国人向けの
日本語学習テキスト「ビギニングジャパニーズ」を執筆、
米国タイトル社から出版。
平泉や弁慶など岩手の歴史も取り上げ、戸田さんは、
「語学だけでなく、日本の文化に興味を持つ入り口にしてほしい」
ケンタッキー州日本語協会会長を務める夫のネイセン・パットンさんと、
現地で日本語教師として働く仲間2人との共著。
英語と日本語で書かれている。
テキストは、主人公となる人物が日本各地を旅しながら、
日本語を学習していく内容。
イラスト入りの物語を読み進めながら、
会話の中に登場する単語や漢字を学習できる。
主人公が平泉を訪れる場面もあり、弁慶との会話を通じ、
侍や家来などの日本独特の文化や武士の服装なども紹介。
戸田さんは、結婚を機に2000年に渡米。
フリーアナウンサーとして活動を続けながら、
03年から同州の3大学で日本語の講師を務めている。
テキストも、一部の大学で使われる。
既存のテキストは、文法や漢字の読み書きを重視したものが多く、
「学生の目線に立って、日本の歴史や文化を紹介した
ガイドブックのような本を作りたかった」と執筆の理由。
テキストに登場する会話や単語を吹き込んだCD付きで、
自ら例文も吹き込んだ。
「自分を通じて、岩手を発信できたらという思いがいつもある。
日本語教育の現場から、岩手や日本をもっと知りたいと
思うようなきっかけづくりができればうれしい」
日本からは、インターネットなどで購入できる。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100825_4
0 件のコメント:
コメントを投稿