2010年9月1日水曜日

歩き遍路で糖尿病克服…徳島

(2010年8月20日 読売新聞)

「歩き遍路」で、運動習慣を身に着けよう--。
四国の霊場巡りで、糖尿病やメタボリックシンドロームを克服する
ツアー「ヘルス・グリーン・ツーリズムin徳島」を、
徳島県などの実行委が企画。

県民には、山道もあって距離が長いツアーを用意、
10日から申し込みを受け付け始めたが、応募はまだ3人。
県はPRを強め、参加を呼びかけている。

徳島は、人口当たりの糖尿病死亡率が1993年以降、
2007年を除いて都道府県で最も高いため、
県と、県医師会の「糖尿病対策班」、徳島大開放実践センター、
県観光協会が協力。

歩き遍路と、ヘルシーメニューを取り入れたツアーで、
糖尿病患者らに運動習慣をつけ、食生活を改善してもらおうと考えた。

実行委は、県内の糖尿病患者らを対象にした
歩行距離12kmの「ツアー1」と、県外の糖尿病患者らも参加できる
一般向けの短い(6km)「ツアー2」を設定。
両ツアーとも、医師や保健師が同行、途中でバスも利用し、
塩分やカロリーを抑えたヘルシー弁当を食べ、
夜には阿波踊り体操も行う。
参加費は2万円、それぞれ定員25人、超えれば抽選。

ツアー1は10月29~31日、鳴門市の一番札所「霊山寺」から
十七番札所「井戸寺」まで山道も歩くコース、
9月5、19両日に開く健康セミナーを受講するのが参加条件。
ツアー2は11月5~7日、霊山寺から八番札所「熊谷寺」まで歩く。
ミカン狩りやコンニャク作りも体験。

ツアー2は和歌山、広島両県といった県外客などの申し込みが
8件あったが、県民のみのツアー1の申し込みは3件(各1人)だけ。
県は、「ツアー終了後も、運動習慣として身に着けてもらえるよう、
健康セミナーも開く。
糖尿病克服のため、ぜひ参加を」、
市町村役場や県医師会にも申込書を置いてもらう。

申し込みは、県ホームページでダウンロードできる申込書に書き、
実行委にファクスか郵送。
問い合わせ、健康増進課内の同実行委(088・621・2208)。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124279/

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