2010年9月2日木曜日

におい検査で早期診断 アルツハイマー病で新手法 鳥取大、治療にも好影響

(2010年8月24日 共同通信社)

物忘れなどの症状が極めて少ない早期のアルツハイマー病を、
においの検査で見分ける手法を、鳥取大の研究グループが開発。


アルツハイマー病に根本的な治療法はないが、
投薬や非薬物療法を早く始めることで、
病気の進行を食い止める効果が高くなる。

アルツハイマー病では、症状が目立たないごく早期から
嗅覚異常が現れることが知られ、
これを応用した検査の実用化が急がれている。

鳥取大グループは、日本人になじみのあるにおいを選ぶなどの工夫で、
ごく早期での病気の判別を可能。

鳥取大リサーチアシスタントの神保太樹さん(生体制御学)、
浦上克哉同大教授(同)らのグループが採用したのは、
ヒノキやメントールなど12種類。

認知症の簡易テストや診察で、早期アルツハイマー病とされた
平均約80歳の早期患者33人と年齢の近い非患者40人で、
におい検査を実施。
早期患者には、脳の画像診断などから病気の有無を確認。

12種類のうち、5種類以下しかかぎ分けられなかった人を、
「異常あり」として判定。

認知症簡易テストでは、30点満点中24点以上とテストでは
病気と判定できない、ごく早期の患者でも、
85%で嗅覚異常が見つかった。

神保さんは、「従来の検査では、判定できないごく早期でも見分けられた。
さらに精度を上げるほか、自費でも気軽に受けられるよう、
安価な検査として実用化を目指している」

※アルツハイマー病

物忘れなどを中心とした認知症の原因の一つ。
脳の細胞が脱落して、記憶や認知機能に障害が起きる。
症状の進行を抑える薬が実用化されているが、
ワクチンなど根本的な治療薬は研究段階にある。
運動や音楽、アロマセラピーを用いた非薬物療法も取り入れられている。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124387/

0 件のコメント: