2009年3月2日月曜日

住田型林業にふれる家造りシンポ参加者生産・加工の現場を見学

(東海新報 2月26日)

仙台市のNPO法人スモリ(須森明理事長)による
「山からの一貫体制による家造りシンポジウム」に参加する
建築関係者らが、同シンポジウムの一環として
住田町で「森林エコツアー」を実施。

地域林業活性化に向けた特色ある取り組みを見学し、
「住田型林業システム」に理解を深めた。
スモリでは、国産材活用による家づくりの支援事業を通じ、
地域経済の活性化や雇用促進、職業訓練に寄与しようと活動。
「山からの一貫体制による家造り」は、林産地で製造したパネルを用いて
住宅を超短工期で建設することにより、
消費者に低コストで提供し、林産地の経済活性化も図ろうとの考え。

今回のシンポジウムは、啓発事業が国土交通省の
地域木造住宅市場活性化推進事業に採択されたのを受けて実施。
初日が仙台市内での超短工期建築現場視察、
2日目が住田町の生産現場を見学する「森林エコツアー」として企画、
建築業関係者ら約60人が参加。

世田米のホテルグリーンベル高勘で、町産業振興課から
「森林林業日本一のまちづくり」の取り組みについて聞いたあと、
下有住字新切地内での現場見学に出発。

案内したのは、地元の農林業・水野哲太郎さん(72)と吉田正平さん(51)。
水野さんは、自ら植林し手入れするスギ林について話し、
「木価はよかったころの三分の一ほど、作業を外に頼めば儲けはない。
住宅建築によい材料を提供したいと、自分で間伐し手入れを続けている」
吉田さんは、カラマツやスギ、ヒノキなどの苗木生産をはじめ、
森林認証を取得したスギ林の管理について説明。
「木価はだいぶ落ち込み、山は荒れがちだが、努力している山も見てもらい、
その木で家を建てようという気持ちが皆さんに生まれればすごくうれしい。
少しでも山もとに還元される流れが出れば、再造林の力になるはず」

超短工期建築を可能とするパネル生産を一体的に手がける木工団地や
陸前高田市のけせんプレカット事業協同組合高田工場を見学。
森林の造成から加工利用にいたるまで、一貫した地域林業活性化への
取り組みについて理解を深めていた。

http://www.tohkaishimpo.com/

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