(2009年2月27日 毎日新聞社)
疲労回復に、カフェインは一時的効果しかないが、ビタミンB1はよく効く。
大阪市立大を中心とする医学チームが、5年間の研究で
疲労の仕組みをほぼ解明した。
研究は、文部科学省の研究拠点づくり事業「21世紀COEプログラム」に
同大が選定されて実施。
リーダーの同大大学院医学研究科の渡辺恭良教授によると、
疲労の原因は、筋肉や脳が活動した際に発生して細胞やたんぱく質を
傷つける活性酸素。
細胞が傷ついたことを知らせる免疫系物質のサイトカインが発生し過ぎると、
神経伝達に異常が起きて集中力などが低下する。
疲れると、副交感神経の働きが鈍ることも分かり、
その度合いは血液や唾液を基に分析することができる。
研究成果から、「疲労度計」を作ることも可能。
回復には、傷ついた細胞やたんぱく質をいち早く修復し、
サイトカインの過剰な発生を抑える必要がある。
修復には、大きなエネルギーが必要で、ビタミンなどの補充が有効。
渡辺教授は、「疲労回復には、ビタミンB1やコエンザイムQ10などの補給や、
免疫系の異常を抑える抗ウイルス剤の注入などが有効」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/2/27/92760/
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