2009年7月30日木曜日

アレルギー体質の遺伝子発見

(サイエンスポータル 2009年7月24日)

アレルギー体質になりやすいかどうかを決めている遺伝子を、
理化学研究所の研究チームが、マウスを使った実験で発見。

理研免疫・アレルギー科学総合研究センターの
久保允人・シグナル・ネットワーク研究チーム・チームリーダー、
米セント・ジュード小児研究病院のマーク・ビックス准教授らが
突き止めたのは、Minaという転写因子の遺伝子

アレルギーになりにくい系統のマウスのT細胞には、
この遺伝子が多く存在し、アレルギー発症に重要な役割を果たしている
インターロイキン4の産生を抑えていた。

アレルギー体質のマウスのT細胞にはMinaが少なく、
インターロイキン4の産生が抑制されないため、
アレルギーを起こしやすいことが分かった。

ヒトでも同じ遺伝子がアレルギーになりやすいか、
そうでないかの違いを生み出しているのではないか、
と研究者たちは見ている。

http://scienceportal.jp/news/daily/0907/0907241.html

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