(読売 9月2日)
常識や雰囲気に流されやすい人は、論理的に考える際、
活発になる右脳の部位の働きが弱いことが、
慶応大の辻井岳雄准教授(認知神経科学)らの研究で分かった。
米誌に発表する。
研究チームは、大学生ら48人を対象、
「鯨は哺乳類。哺乳類は歩ける。よって鯨は歩ける」のように、
常識ではありえないが、三段論法では正解となる問題を50問出題。
同時に、右脳前部の「下前頭回」と呼ばれる論理的思考を
つかさどる部位の働きを調べた。
その結果、三段論法の問題の正答率が高いほど
下前頭回の働きが強い傾向があり、
100点だった人は、20点ほどの人に比べ、
下前頭回が4倍近く活発に働いていた。
研究チームは「下前頭回の活動の弱い人は、論理的な思考より、
常識や雰囲気に流されやすい傾向がある」と分析。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090901-OYT1T00708.htm
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