(朝日 2009年9月1日)
双日は、食べると生活習慣病予防に効果がある
クロマグロの開発にめどをつけた。
脂質の燃焼を進める成分をエサに混ぜて、魚の体内に蓄積。
長崎県にある子会社の養殖場で、
今秋から育成をはじめ、11年秋の商品化を目指す。
開発に協力する東京海洋大学などの研究チームが、
米ぬかに含まれる「オリザノール」という成分に、
体内の脂肪をエネルギーに変えやすくする効果があることを発見。
魚類は、哺乳類などに比べ、オリザノールを体内に
蓄積しやすいことも突き止めた。
同成分には成長促進作用もあるため、養殖期間を2割程度短縮。
こうした効果は、すでにブリやニジマスを使い確認。
双日は、昨秋からクロマグロの養殖をはじめた長崎県で、
この秋から約5千匹の稚魚を対象に、
オリザノールを0.02%混ぜたエサを与える。
11年秋、30キロほどに成長する。
「生活習慣病を防ぐ効果」をうたった商品として、市場に出す予定。
http://www.asahi.com/science/update/0829/TKY200908280459.html
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