(岩手日報 9月2日)
サッカーのまち・遠野市で、日本サッカー協会(JFA)主催の
「JFAこころのプロジェクト夢の教室」が始まった。
同市を訪れたJFAの川淵三郎名誉会長が、市と協定を締結。
遠野北小(中浜艶子校長、児童388人)で、
元Jリーガーらが教壇に立ち、夢や目標を持つことの大切さを伝えた。
調印式は、同市新町のあえりあ遠野で行われ、
川淵名誉会長と本田敏秋市長が協定書に署名、握手を交わした。
川淵名誉会長は、「遠野のわらすっこの夢、希望を育てるという
期待に沿って事業を進めていきたい」とあいさつ。
元Jリーガーの安永聡太郎さん(33)、
元サッカー女子日本代表の川上直子さん(31)が、遠野北小を訪問。
体育館で「だるまさんがころんだ」などのミニゲームで
6年生と体を動かし、チームプレーの大切さなどを伝えた。
後半は、安永さんが「夢」をテーマに体験談を語った。
「やっちゃん」と名乗り、和やかな雰囲気で講演した安永さんは、
小学4年から一日も休まずに練習に打ち込み、
Jリーガーという夢をかなえる過程と、プロ入り後に味わう
挫折などを交えて話した。
授業を受けた菊池奨梧君は、
「プロのサッカー選手になって、やっちゃんよりうまくなりたい」、
沖舘芙実さんは、「医者になって、みんなの病気を治したい」と
それぞれの夢を広げた。
安永さんは、「できるまであきらめずに続ければ、何でもできる。
せっかく出会った仲間を大切に、つらいことも楽しいと思える
一歩を踏み出してほしい」と呼び掛けた。
2日は小友、達曽部の2校で実施。
今後は、市内全11小学校で行われる。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090902_4
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