2009年9月12日土曜日

勤務医「うつ」12人に1人 休日「月4日以下」46% 医師会調査

(2009年9月5日 毎日新聞社)

日本医師会は、勤務医1万人を対象にした健康に関する
アンケートで、勤務医の12人に1人が精神面の支援を要する
「うつ状態」にあるとの分析結果。

休日や睡眠時間の少なさに加え、患者からのクレームなどの
矢面に立たされることへのストレスが大きいとして、
医療機関に医療事故や患者とのトラブルでは
組織的な対応を取るよう求めていく。

過酷な勤務実態を受けて、医師の健康面に特化した
大規模な調査は初めて。
今年2-3月、男性勤務医8000人、女性勤務医2000人に
調査票を送り、3879人から回答を得た。

最近1カ月の休日は、46%が4日以下で、9%は「なし」。
睡眠時間は、6時間未満が41%、20代では63%。
当直は、45%が一度もなかった一方、10%は1カ月で6回以上。

患者対応では、46%が「半年以内に患者ら家族から
不当なクレームを受けたことがある」と答えた。

勤務医のメンタルヘルスについて、
「死や自殺を考えた」、「自分を責めがち」など
約30項目の質問の答えを点数化し、
8・7%が「メンタルサポートの必要がある」と判定、
若い世代ほど割合が高かった。

調査結果を受け、日医は近く、業務の効率化や院内暴力防止策など
促す冊子を作成して病院団体などに配布する。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/9/7/107096/

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