(毎日 8月29日)
日本のテニスの歴史的な資料やグッズなどを収集し、
常設のテニス資料館を設立しようと、
日本テニス協会(JTA)が今年4月、
「宮城黎子記念・JTAテニスミュージアム基金」を創設。
5年後をめどに、資料保管・閲覧室の設置、
2000万円の募金集めなどを目標。
基金を運営する「JTAテニスミュージアム委員会」(小田晶子委員長)は、
昨年6月に86歳で死去した全日本選手権女子シングルス10回優勝の
宮城黎子さんを初代委員長に02年に発足、
資料収集・展示活動をしてきた。
03年から毎年秋のジャパンオープンの期間中、
会場の東京・有明コロシアム内に、日本の名選手の遺品などを
展示した「テニスミュージアム」を開設。
有明テニス・マネージメントチーム(日本テニス事業協会)と提携、
有明テニスの森公園のクラブハウス1階に、
07年10月から展示コーナーを常設。
小田委員長は、「歴史的な資料や写真、グッズを体系立てて
展示・保管し、マスコミや研究者らの問い合わせにも
対応できるようにしたい」と基金創設の趣旨を説明。
当面の5カ年計画として、資料収集・整備や募金集めのほか、
▽資料保管・閲覧室の設置、
▽学芸員の確保--などを目指す。
有明のクラブハウスの展示コーナーでは、
4月から陳列ケースを1台から2台に増設。
1920年アントワープ五輪男子シングルスとダブルスで銀メダルの
熊谷一弥さん(故人)の使用ラケット、宮城さんの弟淳さん(77)の
55年全米選手権ダブルス優勝カップなどが飾られ、パネル展示も。
小田委員長は、「資料があれば提供、連絡してほしい」
http://mainichi.jp/enta/sports/general/archive/news/2009/08/29/20090829dde018050054000c.html
0 件のコメント:
コメントを投稿