2009年4月22日水曜日

9月に東京タワーでサンマPR 大船渡市秋刀魚実行委など計画

(東海新報 4月21日)

大船渡で水揚げされたサンマを首都圏でPRしようと、
大船渡市秋刀魚まつり実行委員会などが、
9月に東京タワーで「さんままつり」を計画。

高さ333㍍で、昭和33年に営業を始めた東京タワーに合わせ、
大船渡側でもサンマなど「さん」にちなんだキーワードでPR。
首都圏でのPRは宮古や気仙沼が〝先行〟しており、今後の展開が注目。

東京タワーでのさんままつりは、同実行委会合の場で実施計画案が示され、
原案通り承認された。
今後、準備組織を立ち上げ、具体的なPR方法などを協議。

名称は、「東京タワー大船渡市さんままつり」
開業50周年を迎えた東京タワーで、大船渡港に水揚げされた
新鮮なサンマや市内特産品を通して情報発信し、
知名度アップや販路拡大などを図るのが目的。
同実行委と市、市観光物産協会が主催。
東京タワーを運営する日本電波塔㈱が共催。

港区六本木にある「ホテルアイビス」が主催して、多彩な活動を展開している
「六本木探検隊」の関係者や同区も協力、開催日は9月27日(日)を予定。

初めての企画だが、イベント開催による誘客を図りたい東京タワーと、
首都圏でのPRを強化したい大船渡側の関係者との思惑が一致。
サンマ試食をはじめ、大船渡産の食材や自然、文化などを
幅広く紹介する計画。

東京タワーは、昭和33年に営業を開始、高さは333㍍。
サンマや三陸といったキーワードがあることから、
お互いの「さん」にちなんでイベントの盛り上げを図りたい。

関係者は、「サンマの試食は3333匹を用意しては」、
「もっと『さん』にちなんだキーワードやドラマを集めなくては」などと、
PR強化へ知恵を絞る。

東京都内では、9月にかけ気仙沼産の炭火焼きサンマが無料で
振る舞われる目黒区での「目黒のさんま祭」が毎年人気。
目黒駅前商店街の「さんま祭り」では、宮古産が提供、
どちらも落語の「目黒のさんま」にちなみ競うようにPRを繰り広げている。

東京タワーでのイベントによって、首都圏での産地PR合戦に
割って入ることができるか、注目の一つ。
実行委の佐々木英一会長は、「気仙沼や宮古のほうが、
東京でのPRは先行している。
イベントで、首都圏でのサンマ消費拡大や大船渡産の知名度向上に
つながってくれれば」

http://www.tohkaishimpo.com/

0 件のコメント: