(2009年7月17日 共同通信社)
日本人の2008年の平均寿命は、女性が86・05歳、男性79・29歳、
いずれも3年続けて過去最高を更新。
厚生労働省が公表した「簡易生命表」
女性は24年連続で長寿世界一、男性は前年の3位から4位に。
07年に比べ、男性が0・10歳、女性が0・06歳延びた。
厚労省は、平均寿命が延びた理由について、
「医療水準の向上などにより、三大死因とされるがん、心臓病、脳卒中の
死亡率が下がったことが大きな要因。
交通事故の死者数が減ったことも影響」
平均寿命の男女差は、6・76歳。
国際比較では、女性の2位は香港で85・5歳、3位がフランスで84・3歳。
男性の1位はアイスランドで79・6歳、2位は香港、スイス(07年)が79・4歳。
08年生まれの赤ちゃんが何歳まで生きるかの試算では、
75歳まで生きる人の割合は、女性が86・0%、男性は71・2%。
90歳までは女性44・8%、男性21・1%。
将来死亡する原因として、最も可能性が高いのは男女ともがんで、
それぞれ29・98%と20・49%。
三大死因による将来の死亡確率は、
男性55・14%、女性が52・36%。
三大死因が克服されれば、平均寿命は男性で8・10歳、
女性で7・00歳延びるとみられる。
▽簡易生命表
各年齢の人が1年以内に死亡する確率や、
平均してあと何年生きられるかの期待値を表す「平均余命」について、
厚生労働省が毎年公表している指標。
0歳児の平均余命が、日本人の平均寿命を表す。
日本人の推計人口や人口動態統計を基に、
その年の各年齢に当たる人の死亡率が今後も変化しないと仮定して算出。
厚労省は、国勢調査による日本人の確定人口をもとにした
「完全生命表」も、5年ごとに公表。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/17/104467/
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