2009年7月24日金曜日

最先端の反ドーピング研究所、来春にも開設

(読売 7月18日)

2016年東京五輪招致のレガシー(遺産)の一環として、
文部科学省所管の財団法人、日本分析センター(上原哲理事長)に、
新たにドーピング薬物の公的な研究機関が開設。

日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の要請を受け、
同分析センターが都内に研究所を設置、
来年3月末までに薬物分析用の機器をそろえ、研究体制を発足。

開設されるのは、ヒト成長ホルモン(hGH)や遺伝子ドーピングの
検査方法など、最先端の研究を視野に入れた「アンチ・ドーピング研究所」

世界反ドーピング機関(WADA)公認分析機関である
三菱化学メディエンスで、長年薬物分析に携わった第一人者の
植木真琴氏を、今月、アンチ・ドーピング研究所開設準備室長に迎えた。

検査分析を軸とする三菱化学に対し、
薬物分析法の研究に軸足を置き、補完し合う狙い。

五輪招致の機運が盛り上がる中で、
反ドーピングへの取り組み強化を目指すもの。
研究所が、薬物研究に必要な機器や人材を整え、
将来的に五輪開催などで必要性が生じた場合、
公的機関が競技の検査分析でも協力できる体制が整う。

日本分析センターは、国などの要請を受け、
北朝鮮の地下核実験後の環境放射能調査や、
栄養剤に含まれる禁止薬物の分析などを行ってきた専門機関。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20090718-OYT1T00122.htm

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