2008年6月11日水曜日

07年の出生率1・34 本県は前年と同率

(岩手日報 6月5日)

女性1人が、生涯に産む子供の推定人数を示す合計特殊出生率が、
2007年は1・34。
厚生労働省の人口動態統計(概数)で分かった。
06年を0・02上回り、過去最低だった05年(1・26)から2年連続の上昇。

07年に国内で生まれた日本人の赤ちゃんは、
前年より2929人減の108万9745人で、
死亡者数はこれを上回る110万8280人(2万3830人増)。
初めて自然減となった05年以来、人口が再びマイナスに転じた。
死者のうち、自殺は3万777人で、2年ぶりに3万人を超えた。

わずかながら出生率がアップしたことについて同省は、
前年に引き続き、団塊ジュニア世代を中心とした30代後半の
“駆け込み出産”が要因の1つ。

少子高齢化により、出産可能な女性人口が大きく減る中、
こうした現象が出生数を微減にとどめ、出生率全体を押し上げた。
年齢別の出生率は、10代と20代が前年より下降したが、
30代以上はいずれも上昇。
この結果、全体で0・02の上昇。
35-39歳の上昇分が、0・0139と最も大きかった。

都道府県別では、沖縄がトップで1・75、宮崎1・59、
熊本と鹿児島の1・54。
最低は東京1・05、京都1・18、北海道1・19など、
大都市を含む地域が低かった。

本県の2007年の合計特殊出生率は、
過去最低だった06年と同率の1・39。
生まれた赤ちゃんの数は、06年を212人下回る1万344人。

自殺者は、06年より29人減少し438人。
10万人当たりの死亡率は、32・2で全国で4番目に高い。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080605_1

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