2008年6月13日金曜日

「世界に誇る平泉文化」 中尊寺貫首が講演

(岩手日報 6月8日)

岩手大(藤井克己学長)の開学記念講演会。
中尊寺の山田俊和貫首が「平泉文化が育んだ浄土思想」と題して講演。市民や大学関係者ら約170人が聴講。

「平泉」の世界遺産登録の可否が決まる本審査を7月に控え、
山田貫首は浄土の意味や平泉文化の根源などについて説いた。
初代藤原清衡の「中尊寺建立供養願文」について、
清衡公は味方だけでなく敵も含め、この地で亡くなった人たちの霊魂を
みんな浄土に導きたいと言った。これはすごい考え方だ」とし、
「これを私たちは世界に誇らなければならない。
岩手の心だと言わなければならない」。
世界遺産登録で発信すべきこととして、
▽自然と共生する
▽人中の尊に生きる(互いの尊いものを認め合う)
▽誓願を持つ
の3点を挙げた。
園遊会では、学生によるジャズ演奏や伝統芸能などが披露。

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