2008年6月11日水曜日

理科学習:「大切」と考える中3、国際比較で最低水準

(毎日 6月6日)

「理科の勉強は大切で、将来に役立てたい」
と考える中学3年生の割合を07年、経済協力開発機構(OECD)が
実施した15歳対象の国際学習到達度(PISA)調査に
当てはめたところ、57カ国・地域中54位の水準であることが
国立教育政策研究所の調査で分かった。

「科学は身近で有用」と思う中3の割合も、
52位と国際水準に達していなかった。
「科学を学ぶのが楽しい」と答えた割合は、36位と国際水準並みで、
中学の授業で理科の大切さや有用性を伝えきれていない実情。

07年の国際調査で、日本の高1の理科学習の意欲や関心度が
国際的に最低レベルと判明したことから、
中3の状況を探るため調査。
08年1~2月、全国の中3約3000人に、高1と同じ質問。

同研究所は、「科学を学ぶ意義を実感できる授業に変え、
科学関連の職業への関心を高める情報をもっと与える必要がある」。

http://mainichi.jp/select/science/news/20080606k0000m040123000c.html

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