2008年6月21日土曜日

創立記念、節目祝う ブラジル岩手県人会

(岩手日報 6月16日)

ブラジル岩手県人会(千田曠暁会長、会員約280人)の
創立50周年記念式典は、サンパウロ市の
ブラジル日本文化福祉協会講堂で行われた。
会員、本県からの訪問団、各地の県人会などから約400人が出席、
半世紀を刻んだ移住の歴史をかみしめ、
新たな県人会活動の発展を誓った。

千田会長が、「第1回の笠戸丸移民から今年で100周年。
この節目に県人会も50周年を迎え、郷土を思う心と
地道な努力のたまものと皆さんに感謝する」。

岩手・宮城内陸地震で帰国した達増知事の祝辞を、
岩間隆県NPO・国際文化課総括課長が読み上げ、
渡辺幸貫県議会議長、大石満雄花巻市長、
同県人会賛助会訪問団の南部利昭団長、
ニューヨーク岩手県人会の岩崎雄亮会長らが祝辞。

県人会活動に功績のあった男女20人の会員に、
渡辺議長が感謝状を贈呈し、功績者を代表して
大志田寿さん(74)=盛岡市出身=が
「県人会の発展のためさらに精進していく」。

式典後は祝賀パーティーに続き、「いわて芸能まつり」を開催。
盛岡山車推進会(工藤勲会長)メンバーによる音頭上げや
岩手郷土芸能団(団長・藤沢清美県民謡協会長)の民謡、踊りで
にぎやかに50周年を彩った。

ブラジル岩手県人会は、移住した県人24人が集まって発足。
県人の交流や本県との連絡窓口として、移住者実態調査や
本県からの農業視察団受け入れなどに取り組んだ。
1977年にサンパウロ市内に県人会事務所を開設。
83年に現在の県人会館が落成。

県との連携で、県人ブラジル移住者の子弟を本県に留学させる
「県費留学生制度」も導入され、交流が始まっている。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080616_18

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