2008年6月19日木曜日

通販番組でテレ朝に警告 乗馬器具の効果めぐり キー局初、公取委

(共同通信社 2008年6月13日)

通販番組で乗馬型運動器具「ロデオボーイII」について、
1日1時間の運動で短期間に体重が減ったと紹介したのは
景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、
公正取引委員会は、テレビ朝日に再発防止を求め警告。
通販番組で民放キー局への警告は初めて。

公取委は、「大きな影響力を持つ全国ネットのキー局の表示が、
器具本来の効果と懸け離れていたのは問題だ」。

同社は2006年6月から昨年6月にかけ、
自社の通販番組「セレクションX」と「ちい散歩」で計約200回、
「シェイプアップ3週間チャレンジ」として、体験モニター14人による
ロデオボーイIIの効果を放送。

「1日1時間だけの運動で、6.6-1.4キロ体重が減った」としたが、
モニターのうち6人は、食事制限やロデオボーイII以外の運動も続けていた。
テレビ朝日広報部は、「モニターには普段通りの生活をお願いし、
自発的な食事制限があったことは事後の調査で判明した」と説明。

公取委によると、ロデオボーイIIの負荷はウオーキング程度。
1日1時間の運動で減るのは、3週間で0.4キロぐらいで、
数キロ単位でやせることはあり得ないとしている。

テレ朝は、1台2万9800円で約5万3000台を販売、
約15億円を売り上げたという。

テレビの通販番組では昨年、通販大手の
ジュピターショップチャンネルとQVCジャパンが製品の防カビ・消臭効果の
不当表示で公取委の排除命令を受けたほか、
フジテレビ系列のディノスも、ひな人形セットの価格表示で警告。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=75282

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