2008年6月16日月曜日

被災児童心のケア 奥州・衣川小が交流会

(岩手日報 6月16日)

岩手・宮城内陸地震発生後、被害の大きかった奥州市衣川区にある
衣川小(藤川ひとみ校長、児童124人)は、
同校など学区内の3カ所で児童の心のケアを目的に交流集会を開いた。
余震におびえながら過ごした児童らは、友達や先生に会い、
ほっとした表情を浮かべた。

教諭らが同校と北股、南股の両地区センターに出向き、
ショックを受けた子どもたちの心を癒やそうと集団遊びを行った。

同区上衣川の南股地区センターには、
保護者に手を引かれ児童24人が集合。
藤川校長が「よく来たね」と一人一人に声を掛けると、
児童たちは「元気だったよ」と応じ、全員で輪になっての遊びに興じるなど
次第にいつもの笑い声を取り戻した。

南股地区センターまで1年女子の孫を送ってきた
同区中河内の高橋ヒロ子さん(66)は、「余震におびえ泣きだすことも。
早く普段の生活に戻してあげたい」。
藤川校長は、「表情の硬い子がまだいるが、少しでも心をやわらげたい」。

同校は同日休校とし、集会は自主参加とした。
奥州市では、損壊が激しい胆沢区の愛宕小も休校。
衣川区の衣里小、衣川中も午前授業の措置を取った。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080616_21

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