2009年3月25日水曜日

知って実感、医療の進歩 川井で明治・江戸医学書展

(岩手日報 3月17日)

川井村の旧箱石小校舎を活用した「昭和の学校・箱石校」(照井正勝校長)
で、第4回お父さんのコレクション展「明治・江戸時代の医学書展」が開催。
当時、治療に使用された薬草の辞典や、手術の仕方を図説するなどした
貴重な医学書を展示。
高度医療がなかった時代の東洋医学を、垣間見ることができる。

同校玄関ギャラリーに「本草綱目」52巻・38冊、「原病学通論」1―9巻、
外科各論」1―10巻、「外科正宗」1―4巻などが約100冊並ぶ。
いずれも照井校長の所蔵。

本草綱目のうち、江戸期の「薬草木辞典」は薬用になる植物を絵で紹介、
調合方法や飲み方も説明。
外科正宗では、傷口の縫合手段などが示され、かつての医療が分かる。

照井校長は、「だいたい今と同じような病名があったようだ。
西洋医学が入る前に、医者も相当勉強していたのではないか」

同展は4月9日まで。
5月の大型連休には、音楽イベントなど「春の文化祭」を行い、
戦前・戦後のラジオや蓄音機の展示コーナーを設ける予定。
開校は、毎週火曜日を除き午前10時から午後4時まで。
1階は無料。2階は入場料が中学生以上500円、小学生以下300円。
問い合わせは同校(0193・74・2002)。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090317_11

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